2024.04.15

ニュース

【開催報告】3/14(木)『新潟大学博士デザイン 博士学生支援プログラムシンポジウム・フェローシップ/次世代事業報告会』の開催について

2024(令和6)年3月14日木曜日に、
『新潟大学博士デザイン 博士学生支援プログラムシンポジウム・フェローシップ/次世代事業報告会』を開催しました。

プログラム ▶ ニュース:開催案内 
開催報告書 ▶ 2023年度開催記録 をご覧ください。

 

博士学生を始め多くの学生・教職員・企業人に参加いただいたシンポジウム

本シンポジウムは本学フェローシップ・次世代事業の報告会として開催され、
支援学生や運営教職員の参加はもちろん、
博士課程への進学を志す学生や指導教員、そして企業からの来賓の方にもお越しいただきました。

プログラム内では事業報告に留まらず、現代社会における課題や
その中での博士人材の位置づけ・期待すること、
そして博士学生が求めている率直な意見について共有が行われました。

特に、新潟大学が実施する博士学生支援プログラムの全体に関して
多くの皆様と考える貴重な機会となりました。

本開催報告では、各プログラムごとに簡単な記録を載せ、
シンポジウムの開催状況についてご紹介いたします。

 

 

▲ 未来の社会を担う博士人材たちの明るい笑顔です!

 

学長挨拶:未来のライフ・イノベーションを創出するフロントランナーとなる皆様へ

本学学長 牛木辰夫より、シンポジウムの開会挨拶として
新潟大学の理念「自律と創生」、そして「新潟大学ビジョン2030」で掲げる
未来のライフ・イノベーションを創出するフロントランナー育成への期待と、
『抱いた夢を忘れず、未来の社会に立ち向かうための力を発揮していただきたい』との博士学生への激励のお言葉をいただきました。

 

応援メッセージ:産業界の目線で博士学生へ伝える、経験から学んだ伝えたいこと

来賓から、日本航空 星かおり様より代表して博士学生への応援メッセージを頂戴しました。

博士号を取得し、現在まで産業界で活躍するご自身の経験から、
「博士人材だからこその高い能力、その活躍を期待されている現在」について
自身の強みを知る・スキルの獲得・マネジメント・そして上司を動かす力の側面からお話いただき、
「力強いメッセージをいただいてすごくよかった」と話す学生もおりました。

 

新事業紹介:令和6年度以降の本学博士支援事業について

2020年度より3年間に渡って実施してきたフェローシップ・次世代事業の補助を受けて
延べ120名の本学博士学生を支援してまいりました。
2024年度からは「新次世代プロジェクト(新SPRING)」へと事業が転換・一本化し、
さらなる支援拡充に努めていく新事業について、事業統括 本田明治よりご説明しました。

新次世代プロジェクトの詳細については、以下よりご確認ください。
【募集要項公開】令和6年度博士後期課程学生支援事業「新次世代プロジェクト」のお知らせ

 

パネルディスカッション:支援学生が代表して登壇、いま伝えたい声

 

フェローシップ・次世代両事業の学生を代表として5名が登壇し、
次世代事業統括補佐 村山敏夫をファシリテーターに迎えてのパネルディスカッションを行いました。
テーマは「支援で得た成果と期待・博士人材として社会で達成したいこと」。


事業内で支援として提供してきた各コンテンツに参加してきた感想や
疑問を感じている点、改善を希望する点などについて厳しくも芯のある意見をいただきました。
学生意見に対しての企業目線でのコメントを頂く場面もあり、
両者の意識や期待の一部をご覧いただけたことと思います。

 

▲パネリストとして登壇した支援学生の皆さん

 

土橋 梓 医歯学総合研究科 博士課程4年
五十嵐 律矩 自然科学研究科 博士後期課程3年
武藤 颯人 自然科学研究科 博士後期課程2年
石井 義人 自然科学研究科 博士後期課程2年
岡本 優美 現代社会文化研究科 博士後期課程2年

 

学生ポスター交流:博士の研究と将来像

プログラムの最初と最後には、学生ポスター交流の時間を用意し、
研究成果や実績のみでなく、採択を経て得た経験や人間力に関する紹介やPRが行われました。

年間を通してキャリアコンテンツやイベント等で顔を見知る機会があったこともあり、
単なる研究発表の場ではなく、「久しぶり!」や「こういう研究内容なんだ」と
博士学生同士、学生と教員、そして学生と企業の方など、賑やかな交流の場となっていました。

終了後のアンケートでは「もっと時間が欲しかった」との声を多くいただいており、
それだけ充実した交流ができていたことと思います。


 

約1週間のポスター掲示期間と発表交流会を経て、皆さまの評価入力によって
「研究ポスター賞」「プレゼンテーション賞」がそれぞれ2名選出されました。

 

🏆研究ポスター賞    : 研究の取組と成果に魅力を感じるポスター作成と発表を行った者に贈られる賞

 最優秀賞 KANGA Clever Nkhokweさん(自然科学研究科)
 優秀賞  相澤知里さん(医歯学総合研究科)

🏆プレゼンテーション賞 : 見やすく内容が分かりやすいポスター作成と発表を行った者に贈られる賞

 最優秀賞 相澤有香さん(医歯学総合研究科)
 優秀賞  水沼正昴さん(自然科学研究科)

 

表彰された皆さん、おめでとうございます!
今後の益々の研究・キャリアのご発展を応援しております!

 

参加者の声(抜粋)

● 他の参加者との交流の機会が十分に設けられており、
  意見交換やネットワーキングが活発に行われたことが満足度の高さにつながりました。
● 博士課程の学生がどの様な考えを持っているのか理解できた。また、企業の方々のご意見とのギャップが大変勉強になった。
● ポスターも受賞の有無に関係なく良いと感じるものが多く参考にもなりました。
● パネルディスカッションのときに、会場の皆も巻き込んだ議論ができたほうが有意義かなと思いました。
● 時間も限られていたが、他専門分野の博士学生同士が知見を深める数少ない体験の時間をもう少し増やしてほしかった。

その他のご意見や感想については、開催報告書よりご確認ください。

 

 

以上、令和5年度博士学生支援プログラムシンポジウムの開催報告でした。
引き続き、変わらぬご理解とご支援をどうぞよろしくお願いいたします。


主催: 新潟大学フェローシップ事務局/新潟大学次世代研究者挑戦的研究プログラム事務局
共催: 新潟大学PhDリクルート室
撮影: maimaicamera

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